結論
初回訪問は患者さんやご家族の不安を大きく軽くする重要な機会です。わからないことは遠慮なくお尋ねください。
訪問診療を始めることを決めたものの、『初回訪問の当日、実際には何をするのか』『どんな準備が必要なのか』と不安に思われているご家族は多いのではないでしょうか。今回は、はせがわクリニックの初回訪問がどのような流れで進むのかをご説明します。
初回訪問では、患者さんの全身状態の診察と、生活環境の確認が主な内容になります。血圧・脈拍・体温などの基本的な測定から始まり、医学的な既往歴や現在の症状、内服薬についても丁寧にお聞きします。その際、ご家族から日常生活での困りごとや心配なことについても教えていただき、これからのケアプランの基礎となる情報を整理していきます。また、お家の玄関から患者さんのお部屋までのアクセス、トイレやお風呂の設備、緊急時の連絡方法なども併せて確認させていただきます。
準備としては、特に難しいことはありません。可能でしたら、診療情報提供書(以前の病院やクリニックから発行される紹介状のようなもの)や、現在飲んでいるお薬の一覧があるとスムーズです。お薬の瓶やシートをそのままお手元に用意いただくだけでも構いません。初回訪問の所要時間は通常30分から1時間程度ですので、その間にお困りのことや質問をお伝えいただき、一緒に最適なケアの形を考えていきましょう。
図:初回訪問で確認する主な項目
全身診察
患者さんの現在の身体状態と医学的背景
生活環境
住まいの設備・安全性・介護の実現可能性
お薬確認
現在の内服薬や治療内容の整理
ご家族面談
日々の困りごと・希望・不安の把握
初回訪問は双方向のコミュニケーション。わからないことは遠慮なくお尋ねください